お盆に殺生をするのは良くないと聞きつつも、ぽっと空いた一日に、電車釣行が可能な有明西ふ頭公園に来てみました。

今日の目的は、『延べ竿でクロダイを釣る!!』
まだ人生で一枚しかあげたことが無いクロダイ。
今年の誕生日の自分へのプレゼント、延べ竿で釣るのがシンプルで良さそう!と前々から気になっていて、とうとう決行してみることにしました。
竿はこれ
仕掛けはとても簡単。
正しいかわからないけど、以下のとおりにしてみました。

おもりもなしで、ただ単に道糸+リーダー+針。エサは、冷凍庫にずっと眠ってたオキアミ。
とってもシンプルだけど、シンプルにやってみたかったのでお試しで。
初心者だから竿の強さとか糸とのバランスとか、玄人の人がみたらどういうこと??となりそうだけど、、とりあえずこれで、朝から釣り開始。
しかしながら、、釣れない、、というか魚の気配がボラしかない。そしてよくはねるボラ。
さらに風も強い。
少ない経験上、この風が強くてボラが目につく日は、どんなに頑張っても釣れない。
ここでちょっと気になって、なぜボラがはねると釣れないのかを調べてみたところ、こんな情報がでてきました。
釣れない状況には、海水の『溶存酸素』が関係しているそう。
なぜボラが跳ねるのかというと、水中の酸素量が少なくて、空気から酸素を得ようとして、空中にとびだすらしい。そしてこの少ない酸素量の中にいられるのはボラくらいなもので、他の魚は早々に酸素の多い水域に逃げてしまうらしい。
この酸素量は日次でどんどん推移していて、↓で予測まで出ている。(東京湾)
釣り師の方の中には、この溶存酸素の予測を事前にチェックして、低い場所には行かないことでボウズ逃れをしている方もいるらしい。
確かに!!ちょっと見えづらいけど、釣り場のあたり、濃度低そう…

ボラがはねて釣れない雰囲気の時、ほんとに魚の気配がないけど、こういうことか??と心から納得。
これで釣れないのも納得いってきたので、思いきって納竿!とした帰り道、名残惜しく水面を見ていると、イナッコ(ボラの幼魚)のおびただしい群れがあちらこちらに。
私の目には、ジブリのもののけ姫に出てきた乙事主(おっことぬし)にしか見えない。。


これで益々納得がいっていたものの、往生際悪く水面を見ていると、ちょうど釣り禁止のあたりで、複数の魚影が。
最初ボラかと思っていたら、よく見たら、クロダイ!!
さらに埠頭の方に進むにつれ、増える魚影。気がついたら、まるで生け簀かというくらいクロダイだらけに。
そういえばアングラーズ(釣り師御用達の釣果共有?アプリ)では、このくらいの時間からクロダイの釣果があがっていた。
というわけで、往生際悪くもちょっと釣り場をずらしてリベンジすることにしました。
オキアミつけて、ふわーっと沈めて、反応なかったらちょっとずらしてまた沈める。
そしたら、反応あり!
結果✨ こんな2匹をあげることができました。駆けつけてくれた夫のタモ入れに感謝。


どちらも40センチ弱くらい。
人生2枚目、3枚目のクロダイ!
近年クロダイがすごく増えてるっていうのは本当だった。
それも計画していた延べ竿、糸、針の最小装備であげられて大満足。
竿のしなりが心配だったけど、ちゃんとあげることができました。
そしてあとで酸素量を見てみたら、こんな表示に変わってました。

丁度赤くなってるあたりが今回の釣り場(赤は酸素濃度高)
溶存酸素量すごい!!
次回東京湾の釣り場にいくときは、絶対チェックしようと思いました。
そんなわけで今日も面白かった海釣り。
また海でも淡水でも、延べ竿釣り楽しもう。
追記
この仕掛け巻き、ほんとに使いやすい!!ハシゴ型のからすっかり乗り換えました。
穴をパンチでたくさん増設してつかっています。

第一精工 スプールシートの小サイズ。ちょうどCD-ROMと同じような大きさなので、CDケースに入れて運用している人もいるそう。
これから長く使っていけそうです。