国際ブックフェア読書推進セミナー 茂木健一郎「「茂木流」読書のすすめ」

東京ビックサイトで開催中の、2009国際ブックフェアでの無料セミナー、茂木健一郎「「茂木流」読書のすすめ」に参加してきました!

国際ブックフェア読書推進セミナー 茂木健一郎「「茂木流」読書のすすめ」

先日もらったメールでのお知らせによると、こちらの講演には主催者側の予想をはるかに上回る応募があり、第2会場を急遽設置したとのこと。(→後ほど説明がありました。今回応募は4,500名!!でブックフェア史上最大人員とのことです。。(@@;)

せっかく行くのに第2会場になるのはくやしいと思いつつ、着いたのは結局12:15くらい。開始が13:00なのであまり早いとも言えなかったのですが、無事第1会場に入れました。。よかった。

そして迎えた13:00。茂木健一郎さん登場。
うしろのおばちゃんの、「あら~!あいかわらず髪の毛ぼさぼさじゃな~い!」の声を背景に講演開始。

ピックアップ

<活字文化の素晴らしさについて>

 ・自筆が活字になる衝撃・感動

 ・活字の方が文学的に価値がある?→純粋かつ本質的、生の体験から距離をおいて浄化されたもの→生の体験そのものではないのに、「感じるもの」がある

 ・インターネットの情報は100年後存在しているか?

 ・『三四郎 』夏目 漱石(新潮文庫) ・・・読むたびに発見がある

 ・『それから』夏目 漱石(新潮文庫)

 ・『坊っちゃん』夏目 漱石 (新潮文庫) ・・・赤シャツこそ漱石である

 ・『生きて死ぬ私』茂木 健一郎(ちくま文庫)

 ・『赤毛のアン』 ・・・小5で日本語版、高校で原書を読破
  ・「夢」と「現実」の差異→平凡に戻る、でもそれでいいんだよ、というメッセージ

 ・脳は植物に似ている  少しずつの成長、活字が栄養

 ・100年小説、100年作家

 ・自分の体験も、文字にしてはじめてわかることがある

 ・感覚性の学習と運動性の学習をバランスよくやるのが一番(読む⇔書く など)

 ・『第一阿房列車 』内田 百けん(新潮文庫)

 ・小林秀雄氏の講演の完成度の高さ・素晴らしさ

<日本語・日本の書籍について>

 ・『日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で』水村 美苗

 ・日本の思想書・哲学書が世界に出ていっていない、漫画・アニメのみ先行している

 ・アルファベット :とうもろこし畑 、中国語 :熱帯雨林

 ・そろそろバイリンガルを貫いて、世界に日本の「贈り物」を届けるべき

 ・「日本はブラック・ボックスだ」もっと世界に発信すべき

・・・
13:00~14:30の1時間半にも渡る講演会でしたが、まったく飽きることもなく楽しく興味深く聴く事ができました!こんなにお話上手な方だとは知らなかった。。。沢山笑わせてもらいました。

ちなみに茂木氏自身が尊敬してやまない夏目漱石の話がたくさんでしたが、なぜかメモにあまり残っていない・・(@@;

でも、この講演を終わったときには、(みんなそうだと思うのですが)なんだかとても小説・文学が読みたくなってしまいました!それも、こうしてある程度大人になった今だからこそ味わいたい、そんな気持ち。

「脳は植物みたいなもの」っていう言葉にもすごく刺激を受けました。少しずつ、水や栄養をやることで成長していき、昔よりもいろいろなことを感じたり考えたりすることができるようになる。

水あげなきゃ!!!(><;;; 枯れかけてる!!!(><;;;;;; ともかくなんだか「いろいろ吸収したい!」という気持ちになれる、本当に素晴らしい講演会でした。 貴重な機会に感謝。それから関係ないけど、茂木氏が安藤美姫さんが好きっていうのが嬉しかったです(^^; 共通項。  また、現在チャレンジされているという「英語での著作の発表」。英語はかなりの実力という茂木氏でも大変難しい作業とのこと。頑張って欲しいです。

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