ドグラ・マグラ (下) (角川文庫)
夢野 久作
「ドグラ・マグラ 上」の自分の感想で、「至極まともに感じた」と書いたけれども、それはこの作品の断片のみの感想と実感。。
全部読んでみて、ぐるぐるとした小説全体の仕組み、カオスとグロとサイコ?とホラーとレトロと?いろいろ楽しみました!!(楽しんだ?ですが、、)
筋がとおっているのかいないのかカオスなのか整然としているのか、、わからなくなってきます。
でも、そのぶわーっとなっているのが、最後にきれいに一つの穴に吸い込まれてなくなってまた始まるかんじ??
作者は、この作品を長いこと手にかけながら他の作品を発表し続け、最終的にこの作品を仕上げた翌年に亡くなったとのことですが、、よく完成させてくれました ^^;
ラストまでみないと、夢に出てきそうなカオス感です。
個人的にはかなり楽しみました。他の作品もタイトルからしてドロドロですが、おりをみて読んでみたいとおもいます。
追記
図書館でこの本を司書さん(おじさん)に手配してもらったのですが、「こちらで間違いないですか?」とこの目にはばかられる表紙をさしだされ、かなり気まずかったです。
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