「児童虐待防止ハンドブック 改訂版」児童虐待問題研究会

Q&A 児童虐待防止ハンドブック 改訂版
Q&A 児童虐待防止ハンドブック 改訂版 児童虐待問題研究会

ぎょうせい  2012-08-24
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基本が網羅されていて、一般人としてとても勉強になった。

子供ができて、最近テレビで見る虐待等のニュースは本当に他人事でなく感じる。

また別の話になるけど、子供を対象にした事件というのも。。。

犯罪の加害者は、「幼児」「子ども」とひとくくりに、まるでアイコンのように見るんだろうけど、その年齢になるまでには、ものすごい量の、周囲とのかかわり、積み重ねがある。

いったいどれだけの手と思いがかかっているのか。

母親は、子どもから目を離せるようになるまでの相当の時間、一挙手一投足にまさに一喜一憂しながら、その子の衣食住すべてに手をかけ、育てている。

程度に差はあるのだろうけど、「幼児」とアイコン化された見方では、その膨大な積み重ねは決して目に見えない。

自分が母親になって、この積み重ねを一瞬にして奪う加害者に対して、心から憤りを感じるようになった。

でも。。そうして慈しむべき(べきというのもなんだけど・・・(@@;)親自身が加害者となる虐待。

子供は誰を信じたらいいんだろうか。状況を想像すると本当につらい。。。

親自身が問題を抱える状況が多い中で、どうしても、外部の助けが必要なんだと思う。

自分自身が傷つき、問題を抱えている中で、その状態でさらに他人を慈しめというのは、相当な人間でない限りできない。そして自分自身だって、何にも偉そうなことは言えない。いつそういう心理状態におちてしまうのか、それは誰にもわからない。絶対にそうなりたくないけど。

悲しいのは、そういう自分が傷つき、もろい状態になったときに、何が自分を支えるのかと考えると、それはやっぱり自分自身が幼いころに親からもらった「信頼感」「自己肯定感」なんじゃないかと感じている。

自分は必要とされて産まれてきた、なんだかんだいって、親は自分を大切に思っている、そんな絶対的な信頼感。

その背骨がないというのが、人間の一生に深い打撃をあたえる、一番つらく、悲しいことなんじゃないかと思う。。

だから「虐待の連鎖」なんてものが存在するんだろう。。

虐待してしまう人間も、虐待される子供も、何の罪もなく、ただ、産まれてきたのに。。とてもとても悲しい。

でも、、、最近感じる。「人生に意味を求めない」ことの大切さ。

親の愛を受けられたとしても受けられなかったとしても、ひどいことがあったにしても無いにしても、自分の人生に巻き起こるたくさんの出来事について、すべてに意味を求めるというのは、実はやめたほうがいいんじゃないかと思う。

意味を求めすぎると、つらいことや失敗やそういうことがあったとき、完全なゲームを求めてリセットするように、自殺や自傷に走ってしまう。。

人間は脳が発達しすぎて、考え過ぎている。
動物のように、ただ生きる、という気持ちも、生き抜くためには必要なんじゃないかと思う。

そのままとりあえず生きて、それができれば(食べる、着る、寝る)、そこを基本に、あとは盛っていくだけ。。(@@
自分の好きなように。 求めるように。(そこで、人を傷つけることはストップ!してほしいけど。。結局自分を傷つけるので)

なんかかたく長い話になってしまった(><;;;

ともかくも自分もなにか助けになれる場面があったとき、必要な知識のつまったとてもわかりやすい読んでよかったハンドブックだった。

自分自身の戒めにも、状況を知る機会を作っておこう。

赤っこも今月で1歳。

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