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だから片づかない。なのに時間がない。「だらしない自分」を変える7つのステップ マリリン・ポール 堀 千恵子 ダイヤモンド社 2004-06-11 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
自分はそこまでだらしなくないし。。。と、ちょっと気にはなっていたものの読まなかった1冊。
読んでみたら、とてもためになる内容だった。
ピックアップ
・だらしない生活のままだと、人生での「やりたいこと」をつい見失ってしまう
・脳は生き生きとした想像と現実の区別がつかない(理想の自分を想像する)
・どんなに面倒なことでも習慣化すると、当たり前のように楽々とこなせるようになる
・「人生の無駄」から解放されたいなら、整理整頓をシステム化しよう
・人生の大半は物とのつき合いに費やされている
・実現しなかった「大きな一歩」より、実際に踏み出した「小さな一歩」
・うまくいかないときは、心のニーズを見極める
…
今まで色々な本で触れてきた既知のことなのかもしれないけど、いちいちなるほどの連続の本。
また、具体的に「やってみよう!」的なコーナーがあって、これに実際取り組んでみると、なぜ自分はこの本を手に取ったのかということもはっきりしてくる。
ところで、この本で個人的に一番収穫だったこと。
それは、一見「無駄な仕事」と思える仕事にとりかかるときの意識づけ。
これを、無駄な作業・無駄な時間・・というのではなく、あるがままに見るようにする。そうすると、その作業は「時間の無駄」ではなくなる、らしい。
あるがままに見る、というのは、その今している作業自体を目的として、その作業に命をかけること。
この無駄な作業を早く終わらせて・・ではなく、その作業自体に集中する。
それがいまこのひとときを十分に生きるという事。
思い返してみると、会社で仕事をしていたとき、 合間に給湯室でカップをぴかぴかに洗ってお茶を入れる、布巾をきれいに漂白する。。そんなことがすごく楽しかった。
その時は お茶をいれたりという作業自体が気晴らしで、目的だったんだと思う。
だからその作業に集中して、ゆっくり、じっくり?やっていた。
この意識を、家庭の家事にももちこむべきなんだ。。と納得。 そうなれば、あらゆる家事が苦痛ではなくなる。はず。
これは収穫だった。さっそく意識改革。ちょっと「作業」が楽しくなった。
そしてもう一つ。
これも、考えてみれば至極当然のことなんだけど。。
あらゆることの原因は、自分の一つ一つの行動の結果だという事。
片づけの観点からすると、例えばテーブルの上がぐちゃぐちゃなんだとしたら、それらのモノたちは自分で移動してきたわけじゃない。結局分解してみたら、自分自身がひとつひとつ運んできては置いている。
太っているのは、太る量を食べているから。
洗い物がたまるのは、都度洗わないから。
だからこそ、習慣化、「面倒くさくてもすぐやる」ことが大切。
モノを使ったら元の場所に戻す。汚れ物がでたらすぐ洗う。そういったことから。
日常のささいな行動がもたらす結果というのがものすごく大きいのだということに気付くべきなんだ。。。と強く思った。
結局今の状況を作り出しているのは、自分以外の何物でもない。
思った以上に収穫のある1冊だった!
本ってすばらしい。
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