著者が、（当時）32歳で失業中に勇気をふるってヨーロッパ一人旅をする、というのに惹かれて買ってみました。ごくごく普通の本当に小心ものの男の人のおはなしです。
中身は、共感することばっかり。25日間のロシア～イギリス～エストニア～フランス～イタリア～モナコ～スペイン～ の旅。
お店やホテルにいくのでも、最初はお店の前でうろうろしてなかなか入れなかったり、いつも道に迷ってぜんぜん予定通りにいかなかったり。
それでもなんとかなるっていうのを見ていて、自分もああいう旅ができるかもしれないっていう勇気が出ます。
著者越智さん自身のイラストも、味があってかわいくて、しかも話が進むごとにうまくなっていくのが笑えます。
この1作だけかとおもったら、あと2冊書いてるみたいなので、出会ったら読んでみたい。
この著者のように、小心ものとか不器用とかいうのは魅力があります。
不器用でも楽しんでひとつひとつがんばろう！
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