外山滋比古さんのはじめての書き下ろしエッセイ集。1982年。
ピックアップ
・なにごとによらず、時のふるいにかけてみないと、本当のところはわからない
・筆で字を書く ペンは縦の線を引くにはいいが、横線のおおい日本の字を書くのは不向き
・ヴァーノン・リー『ことばの操作』
・枕頭の書 チャーチル:推理小説 吉田茂:捕物帳 外山氏:気に入った人のエッセイ 西欧の紳士は、朝のうちに小説は読まない
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枕頭の書のくだり(あとがき)を読んでいるときちょうどまさに「枕頭」だったので、なんか感慨深かった・・・が、自分の場合、寝る間際にまで本を読んでいると、謎の体調不良におそわれるってことが今週わかった。
思えば、PCに向かいっぱなしの職場になってからのような気がする。引き起こすのは、頭痛、眠気、だるさ。なんともいえない不快感。
なので枕頭の書のくだりにわくわくしつつ、自分のそれを探せないのがちょっと寂しい。
たんたんとしているかと思いきや、結構いろんなところで怒ったり、わるさしたり、感動したりしている著者の気持にふれられる一冊(なんか失礼な書き方になってしまった・・・;;)。
それがしずかな文章に整っていてすてきでした。
著者しばり?の読み方も面白い。もうちょっと続けてみよう。
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