りそな銀行においてあった「R’style5l(アールスタイル ファイブエル)」の2009年1月号に、この本の著者 天野周一さんのコラムが掲載されていました。
読んでみたところあまりに面白く、久しぶりに読み物で声をあげて笑ってしまいました(^^;
その天野周一さんの本、「亭主力」をたまたま見かけたため買ってみました。
ピックアップ 省略。
前半は、女房の実態や対処法といったものを面白おかしく、自身の体験?を踏まえながらたっぷり紹介してあり、かなり笑えます。
特に気に入ったのは「亭主関白」という言葉の定義について。
天野氏が言うには、
「亭主」・・・そもそも語源は、茶席において、茶を客に振舞う人のこと。つまり、「もてなす人」という意味。
「関白」・・・関白とは、天皇の次にえらい人。天皇を補佐し、たまーに具申とかする。
逆を返せば、茶を振舞われる人=女房、また、補佐される人=天皇=女房 なわけです。
つまり「亭主関白」という言葉の意味は、女房=天皇に仕え、よく補佐し、もてなしなさい ということらしいです。。(天野氏いわく、「妻をちやほやする」)なるほど~~なんて理にかなっているんだと笑ってしまいました。
そんな感じで前半笑わせてくれるのですが、読み進んでいくにしたがって、考えさせられる内容になっており、これはぜひ全国の苦虫亭主に読んでもらいたいなと思ってしました。
この本を貫くテーマは、
●女房を笑顔にする→子供が変わる、亭主も変わる→家庭が明るくなる→社会が明るくなる→未来が明るくなる!!
といった感じです。同時に亭主の「家庭内生存率」も上がり、熟年離婚も避けられる、、と力強く繰り返し語られています。
確かに、社会の空気が家庭から作られるというのは過大な話ではないように思います。社会の中で一番小さい構成単位だし、、結局社会も国家も小さい構成単位の集合体です。
ともかくも、ぜひ全国の苦虫亭主に本書をお勧めしたい気持ちになりました。
この著者のような、キャバクラ通いが過ぎる人以外でも勉強?になる部分が多いように思います。少なくとも、女性である自分が読んでみて、しごく納得のいく話しばかりでした(^^;
また、著者自身の夫婦仲は深刻な亀裂がはいったりふさがったりの状況のようで、複雑な心境が多々あるようですが、頑として女房のことを「愛妻」と呼称するところが何気にうけました。その姿勢が素晴らしいと思います(^^;;
天野周一氏主催:全国亭主関白協会 ←なんだトップページの「世界亭主サミット」とは???
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