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宝塚式「美人」養成講座-伝説の「ブスの25箇条」に学ぶ「きれい」へのレッスン 貴城 けい 講談社 2008-05-22 |
元宝塚のトップ貴城 けいさんの「美人養成講座」。
何となく 気持ちにビタミンが欲しくて読んでみた。
ピックアップ
・身体に刻まれた「躾ある行為」というのは、見ていてとても自然。できる人が確実に減っている今では、際立ち美しく光って見える
・嫌なことがあったり、コンディションが悪い時にこそ笑顔を保つ
・大切なのは「越えたこと」ではなく「何とかいい状態で越えようとする過程」
・選択肢がないと、人は追い詰められる
・比べるなら、他人ではなく、いまの自分と昔の自分
…
たしかに、「躾ある行為」をすることができる人は、心まで美しい気がする。
宝塚学校の1年生は、各生徒割り当ての掃除場所を、毎朝一時間半かけて徹底的に磨き上げる、ということを1年間みっちりやるらしい。
朝の掃除のときだけではなく、日中も自分の割り当て場が汚れていないか、ゴミなどが落ちていないかと神経を張りつめて、気を配るとのこと。
この「毎日やる」ということ。
今年、「ごんおばちゃま」 の影響で、「毎日トイレを掃除する」ということをやっているけれど、この毎日何かを磨き上げるということって、なぜか心や体にとてもいい影響を与えてくれている。。ように思う。
ほんの数分だって、毎日物事を続けることはとても難しい。
でも、取り掛かってしまえば何かを磨き上げるという行動はとても気持ちがいい。
なんだかひとつのことにきちんと向き合えているようなそんな気持ちになる。
こうしてひとつのことに妥協せず徹底的に向き合うというのが、何かすべてにつながる一つの秘訣なのかもしれない。
高城さんのひとつひとつの言葉は、きちんとやるべきことに厳しく向き合い、しっかりやってきた人間のすがすがしさに満ちていて、ぼんやり生きている人間に水をくれるようだった。
美人は中身から。
ぼーーっとしたおばさんにならないように、自分に水を与え続けること。
きもちのいい1冊だった。
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