●ボノム (世界傑作絵本シリーズ―フランスの絵本)
Laurent de Brunhoff
●ちいちゃんのかげおくり (あかね創作えほん 11)
上野 紀子
●かわいそうなぞう (おはなしノンフィクション絵本)
武部 本一郎
・・・
「ちいちゃんのかげおくり」「かわいそうなぞう」は、旦那さんのお母さんから今日頂戴したもの。
戦争は、絶対に、もう2度と起こしてはいけないっていうことを今の若い人にも伝えたくて・・・という気持ちで、旦那さんの兄弟みんなにも買ってきてくれていました。
「ちいちゃんのかげおくり」は、すごく小さい頃に読んだ記憶があったけれど、こういう結末(主人公の女の子「ちいちゃん」の死)になるってことは覚えてなかった・・・「死」について迂遠な表現をしているので、小さい頭には理解できていなかったみたいです。
泣きました。。はじめて読んだ旦那さんも、たまらず号泣。
それから、「かわいそうなぞう」。こちらも、夫婦揃ってさらに号泣。(;へ;)
戦時中の上野動物園で、脱走し周囲に被害を与えるような事態を防ぐため、餓死させる手段を選ばれたぞうたちのお話。
文字数も少なくて、描写もすごくあっさりなのに、ノンフィクションであるという事実もあいまってほんとうに悲しい・・・、、芸をすればえさがもらえると思って、精一杯芸をするぞうたち。
こういう悲しみ以外、戦争はなにを生み出すんだろう。
この2冊の絵本は、お母さんの気持ちがとても嬉しく、また自分自身も伝えていきたいなと思いました。
大切にしたい絵本。読むことができてよかった。
コメント