「インフォドラッグ-子どもの脳をあやつる情報-」生田哲

インフォドラッグ 子どもの脳をあやつる情報 (PHP新書)
生田 哲
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ピックアップ

・画像・映像・音楽といった「情報」にもドラッグのような依存性を引き起こす力がある

・「エバークエスト未亡人の会」(エバークエストというゲームへの依存が原因と思われる死亡者の家族の会)

・生き物は基本的に同種のものを殺すことに抵抗感を覚える

・アメリカにて、暴力犯罪を「感染症」として調査・研究 ⇒TVの暴力映像の影響を指摘

・オペラント条件づけ 軍隊における人型の標的への射撃訓練

・・・
先日から、本の目次をじっくり「読む」ことをしてから、本文を読み始めるってことを始めてみていて、こちらの本についてもさっそくやってみました。

そしたら。。。情報が整理されていない。。。。?

意図的なのかもしれないけれど、同じ内容・カテゴリーの話題が分散して繰返されているような構成です。

まとめると、ゲームをする⇒前頭葉の成長が阻害される⇒暴力的になる、暴力映像を繰返しみる⇒暴力に対する抵抗感が薄れる⇒凶悪犯罪を起こす、凶悪犯罪にたいして傍観者になる

みたいな感じです。

それを様々なデータ・犯罪事件を紹介しながら繰返し繰返し書いている。

インフォドラッグっていうネーミングはキャッチー?だし、テーマも確かに!って思うんですが、構成が整理されていないのと、紹介するデータが極端な結果なものを集めているのでなんとなく「ほんとにそこまで?」と思ってしまいます。。

でも、ゲームの依存性や暴力ゲームが与える悪影響については実感があります。

我が家では時間を有効につかうためにここ数年ゲーム機を封印していますが、基本的にはゲームをプレイする世代なので、もし自分が親になったときに、親自身がプレイするゲームを子どもにどうやって制限するのか頭をかかえます。

私自身がこどものころは無制限でプレイし放題。最高に楽しかったけど確かにとんでもなく時間を奪われた。(前頭葉の発育が阻害されたのかは???)

旦那さんがこどものころは、親に厳しく制限されてほとんどすることができず、その抑圧?が大人になって解放されて爆発、今までの分を取り返すかのようにゲーム三昧の日々がありました。

ともかく、どう対処していいのかはいまいち定まっていません。。

とりあえず、こういった本の情報はまたあたまに入れておこう。

こちらの本そのものについては、ちょっとおしい!と思える内容でした。。

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