他人を許せないサル (ブルーバックス)
正高 信男
ピックアップ
・欧米人の精神基盤 「個人」対「神」 日本人の精神基盤 「個人」対「世間」
・メディアを介した「周囲」の反応 曖昧模糊としていて、個人のアイデンティティの形成がしずらい
・人間は、より難しい課題を学習するようにプログラムされている(社会的な注目・賞賛=快楽・励み=報酬)
・・・
著者は人間科学研究者だけれど、述べている内容は主観的なお話がほとんどに思えました。。本として出すには裏付けの薄い意見の羅列という感じ、、、もったいないです。
ケータイについては、電車内みたいな不特定多数が集まる場所では特に、依存とまでいかなくてもケータイを開いたり閉じたりするのが精神安定剤?みたいな変な状況はある気がするなぁ、、、私はだれかとつながっている、っていうのが安心材料みたいな・・・
この辺は、たしかに著者のいうようにかつての「世間」がITにすりかわったものなのかもしれません。(バーチャルでも人・世間とつながっていたい)
って私も著者と同じようなことをしています。本当のことはちゃんと調査しないとわからない。周りから眺めて推論するのと事実とは大きく違う、、、(@@;
この辺のテーマについては、もっと根拠のある本を読んでみたい気はします。
なんか着眼点はいいのにもったいない本でした。。
コメント