古本屋でたまたま発見、購入。
ピックアップ 省略
著者の生い立ちからイタリア語通訳になるまで、なってからの「シモネッタ」エピソード満載のとても楽しめる本でした!(シモネッタ=著者がシモネタ大好きなことから継承したあだ名。ちなみに、イタリア人女性に実際ある名前)
エッセイにしては、中身がぎっしり、読み応えがありました。著者の友人であったロシア語通訳者、故 米原万里さんとの笑える話のほか、数々の著名人とのエピソードも豊富に掲載されています。
笑える話ももちろんながら、それを裏打ちする豊かな教養、人生経験、、、もし自分が彼女の現年齢に達したとしても、こんな(本から伝わってくる)素敵な女性にはなりえない(@@;; と心から思いました!
著者が、まだイタリア語の動詞の活用も、単語の語彙力もまだまだ・・という段階の大学生のときに、アルバイトでガイドデビューした話は、なぜか涙してしまいました(^^;
(初めてなのに、いきなりイタリア人観光客約30名のガイド。自分も初めて行く日本の各名所を無理くりガイドしつつ、台風による列車の運休やロストバゲージなど様々なトラブルにぶつかりながらもなんとか成し遂げる。)
もし私が今こんなガイドのアルバイトをやってくれと言われたとしても、なすすべもない自分の姿が目に浮かびます・・・・(++ いまどれだけぬるい環境にいるのか、思い知らされます。
通訳の世界の厳しさもよく伝わってきました。。深く深く尊敬。そして、自分自身の教養の低さを思いました。少しずつでも、勉強しなくちゃ。賢くなりたい(; ;) 一朝一夕では無理です・・・継続。
ともかくも、とても面白く勉強になる素敵な1冊でした!!
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