![]() |
凛とした生き方―自分の人生、自分で決める (PHP文庫) 金 美齢 PHP研究所 2011-03-01 |
祖父から孫へのプレゼント。
ピックアップ
・「本音と建前」の使い分けに頭を使うくらいなら、「本音を伝えるためには、どんな言葉でどんな表現をするか」に頭を使うべき
・シンプルに、「あー、幸せ」と思えるような時間を朝持つ
・「本質的には人は平等だけど、能力に差はある」という現実を早い時期に気付かせてもらった方が、子どもにとっては幸せ
・子供には日本語だけを教えること
・・・最初に覚える言語が思考力を決める
・子供が20歳になるまでは、絶対に甘やかさず、被害者意識をもたせない
…
凛とした「いい女」 を目指す、女性のための指南書。
だけど著者の子育て論も入っていて、赤っこ(娘)へのプレゼントだったけど、今の自分自身にも入ってくる内容だった。
「日々の小さな選択をおろそかにしない」「「建前」は人間の成長の邪魔をする」「自分をまっとうする生き方を選べ」。。。ともかく繰り返されるメッセージは、自分をしっかり持つこと。信念を持ち、それを貫くこと。
ところで、最近は、インターネットやテレビ、いろいろなものから大量の情報が入ってくる。
それは、自分自身を混乱させるものになると最近まで思っていたけど、かえってこの情報の氾濫があるから、自分の位置を俯瞰的に見れる面もあるのかもしれない。
そんな時代に生きることになる赤っこに対して、伝えたいと思うのは、「よそはよそ、うちはうち」という精神。
世の中なんて、みんな程度の差こそあれ変人だらけ。
ただ平均化されたり(情報を伝える段階で)、社会のマナーとして平常を保っているだけで、実際は個性ばらばらな珍奇な人間の集団なんだと思う。
だから、何が正しいなんていう事は、自分で決めること。
よく考えて、それが理にかなっていると思うならば、それが正しいのだと思う。
(ただし、いくらいいと思っても、ゆるがせてはいけない倫理的な一線というのは絶対にあると思う。)
まっさらな赤っこが、これから何を選択して、判断して生きていくのか。できるだけ、自分で「決めさせる」ことをできるようにさせていきたい。
赤っこが、なにをよしとしていくのか、どんな個性や特性をもった子に育っていくのか、すごくすごく楽しみ。。
(でも「珍奇」とおりこして、「異常」な子になってったらどうしよう・・・(; ;)。いや。。赤っこを信じよう(^^;)
・・・
ここで、雑多な読書は終了。
しばらく、考えることと、今しなければならないことに集中。
「しなければならない」 ことを、減らすことで、本当に「しなければならない」ことが見えてくる気がする。
コメント