「100円ショップの会計学-決算書で読む「儲け」のからくり」 増田茂行

会計関連の簡単本シリーズ。

自分にとってとっても身近な100円ショップを例においていて、面白そうだったので購入。

●ピックアップ●

・(一見大きい数字でも、店舗割、日付割していくことで、数字に具体性がでる・把握できて面白い。。)

【損益計算書P/L】
  売上高(単価×数量)
     ▲売上原価マイナス →売上総利益(粗利)
     ▲販売費及び一般管理費マイナス →営業利益 =「本業の利益」

・原価率の違う商品をミックスして儲ける =粗利ミックス

利益を増やす → 売上を増やす Or 費用を減らす

損益分岐点(売上高-変動費=固定費 の状態)、限界利益(売上高-変動費)

【貸借対照表B/S】
 左 :資産の部   右 :負債・純資産の部

・純資産の部 :利益 →「利益剰余金」に含まれる
 
流動性配列の原則 =現金化しやすい案件から順に列記(現金→受取手形→売掛金・・・)

【キャッシュフロー計算書】
 ・営業キャッシュフロー :売掛金=マイナス←もらう分もらってない 買掛金=プラス←払う分払ってない
 
 ・投資キャッシュフロー :固定資産、有価証券等投資→マイナス =事業に積極的

 ・財務キャッシュフロー :借入金借入れ→プラス 借入金返済→マイナス


上記にピックアップしたみたいなもろ基本事項もまだ反射的にでてこない自分にとって(・・;、そんな部分から解説の始まっているとてもわかりやすくよい本でした!特に、「第6章 財務会計知識を実践で生かす-あなたのお店の財務諸表を作る-」は、架空の雑貨店の取引を直接財務諸表に転記していく格好で、実習を通して会計の仕組みを知ろうというものですが、ああこのお金の流れがこういうふうに財務諸表に流れていくんだ~とシンプルに納得できます。

100円ショップのからくりや、黒字倒産の解説、立ち食いそば屋の秘密?等々、なるほど~と思える楽しい会計の話も満載。また、シンプルな具体例が豊富なので、商売を始めたい!なんて人に対しての会計入門書としてもとても優れた本だと思いました。

頭にちゃんと残っているかは別にして(^^; 会計って面白いと思えました。。この分野に関しては、こういう読書等を通じて、薄く繰り返しで知識を定着化させていけたらいいなと思います(^^ そういう意味で、会計の本当の骨子?というか基本事項をピックアップの形でまず刻んでみました。ここから肉付けしていき、知識を増やしたいです。

世の中について、雰囲気ではなくちゃんと知識に基づいて語れる?大人になるべく、努力しよう(@@;
よい本でした♪

「100円ショップの会計学-決算書で読む「儲け」のからくり」 増田茂行

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