「女子の国はいつも内戦(14歳の世渡り術)」辛酸 なめ子

女子の国はいつも内戦 (14歳の世渡り術) 女子の国はいつも内戦 (14歳の世渡り術)
辛酸 なめ子

河出書房新社 2008-03
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中学生女子に向けた、過酷な女子同士の関係の中で生きていくすべを教える本。

面白かった(^^;

女子ならではの普遍の人間関係の怖さをあらためて感じることができる。

大人になってくると、自分のカテゴライズもだんだんできてきて楽になってくるけれど、学生当時は立ち位置がわからなくてつらかった記憶が。見えないヒエラルキーのようなものも激しいし。

でもそういう混沌としたつらさや、友達関係を作るための試行錯誤を通して、「自分」というものが見えてくるんだろう。

よく、学生のころに戻りたいなどと人はいうけど、自分はあんな混沌とした自分探しの辛い時代には二度と戻りたくない。

大人になればなるほど楽になる。

これからわが子がこのつらさを経験していくんだろう。

もし輪廻転生があるのだとしたら、せっかく経験した貴重な過程を頭のどっかに残してくれればいいのに。

でもやっぱり反復演練と一緒で、何度も何度も何度もやることによってより上達?するのか。

あんまり達観していないからこその苦しみの醍醐味もあるし。

何にしても、人間関係で苦しんでいる女子に、軽い気持ちを与えてくれる面白い1冊だった。

人間関係に悩む中学女子は、本書ですこし自分の立ち位置を俯瞰できる気がする。

自分もこれからママ友(00 問題とか出てくるんだろう。

そのときは、「俯瞰」を忘れず乗り切ろう。。

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