「そうじ力」で子育てはうまくいく!―0~3才代に、強運家族は作られる
舛田 光洋
そうじ力研究会代表 舛田 光洋さんの子育て本。
ピックアップ
・妻の「キャパオーバー」を引き起こす4つの要因
1.生命を維持させなければならない責任「自分が世話をしないと死んでしまう!」
2.赤ちゃんに会話が通じない
3.マニュアルどおりにいかない
4.ちやほやされていた立場から、する立場へ
・夫の「キャパオーバー」を引き起こす3つの要因
1.妻子を養わねばならない責任感
2.自由がなくなる、自分の可能性が狭まる
3.仕事で責任ある立場になる
…妻には内向き、夫には外向き、それぞれ逆方向の強いプレッシャーがかかる
・「そうじ力」
1.換気をする
2.捨てる
3.汚れとり
4.整理整頓
5.炒り塩(炒った塩をまいて掃除機ですいとる)
・「汚れをとるときれいになる」「ものをあるべき位置におくと取り出しやすい」=「すべてに原因があって結果がある」ということを実感でき、論理性が身に付く(客観的に自分や物事をみられる)
・「そうじ力」を身につけると、分散思考から集中思考に変革できる
・ワンシーズンに1回はプロにエアコン洗浄を頼む
・汚れをとりのぞいてキレイになった空間を、キレイな雑巾で感謝の気持ちをこめて磨く
・子どもは夫婦調和の最終兵器
・新生児は寝かしっぱなしだと背中がいたくてぐずる
…
我が家もだんだん掃除は進んできたけど、この期におよんでまだ終わっていない(><)
でも、あるべきものがあるべき場所にあるということの気持ちよさ、精神に与える影響?というものはかなり実感。散漫になりがちな気持ちが整理されて、前に進める気がする。
この本は、子どもができることによって生じる家庭不和の解決法として、「そうじ力」をあげているけれど、その部分よりさらに、どうして夫婦がもめるっていう部分の解説がとても納得で勉強になった。
夫と妻は別の方向を向いている。
飲み込まれたら自分の苦しみのみに集中して忘れてしまいそうだけど、お互いに頑張っているゆえだということを心にとめておこう。
ご自分の体験を踏まえての内容だけに、冒頭のマンガ含め、とても納得感のある1冊だった。
読んでよかった。
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