「アンネの日記」アンネ・フランク

アンネの日記 (文春文庫 (114‐1))
アンネ フランク 皆藤 幸蔵 Anne Frank
4167114011

昔に読んだときには気が付かなかった、人の気持ちの葛藤に今回はいろいろと感じる部分があった。

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「恐れたり、寂しがったり、不幸だと感じる人々のための最もいい療法は、どこか、空や自然や神様とだけいられるところに行くことです。そのときはじめて、自然はあるがままであり、神様は自然の簡素な美しさの中で人間が幸福であることを望んでいるのだということがわかるからです。これが存在するかぎり-中略-あらゆる悲しみに対して、いつも慰めがあります。」

家族を含めた、ほんの数人でのユダヤ人の隠れ家生活。

たったそれだけの人同士なのに、ものすごく人間的な学びがある。
日記を通して、アンネの考え方がどんどん大人びていくのがよく伝わってきた。

また人の心の中と行動は、必ずしも一致しないんだということも、改めて学んだ。
みんなこうありたいと思いながらもうまくいかず、葛藤しながら生きている。(;へ;

アンネの勉強ぶりにも驚いた。語学、歴史、文学、大量の読書。

豊かな表現力にはそういった裏付けもあるんだ。。と納得。

また、以前は、ヒトラーの推し進めたユダヤ人迫害が実際できてしまったのが不思議でならなかったけど、ちょっとその歴史的背景を知ることができた。(巻末の訳者解説より)

知っておけば、自分がそういう誤った方向に誘導されずにすむかもなので、知れる機会になるべく勉強しておこう。。

隙間隙間の読書。もっとたくさんお話読みたい。イタリア語の読書ももっと時間さきたい。

でも二兎を追うもの一兎もえず。あせらずやっつけていこう。

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