「メンタル・マネージメント 勝つ事の秘訣」ラニー・バッシャム 藤井 優

メンタル・マネージメント―勝つことの秘訣
ラニー・バッシャム 藤井 優
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アムウェイ本だけど、それを差し引いても面白かった。
オリンピック射撃金メダリスト、ラニー・バッシャム著。

ピックアップ

【メンタルマネージメントの10原則】
1.「意識」の第一原則 「意識」は一度に一つのことしか考えることができない
2.「意識」の第二原則 あなたが何を言うかは、さして問題ではない。重要なのは、あなたが他のひとに何を思い描かせるかということ
3.「下意識」の第一原則 すべての精神の力の源は「下意識」の中にある
4.「下意識」の第二原則 「意識」がイメージを描くと、「下意識」の力はそれを実行させる方向にあなたを動かしてしまう
5.「セルフ・イメージ」の第一原則 「セルフ・イメージ」と実行行動は常に一致する。自分の行動や成績を変えたかったら、まず「セルフ・イメージ」を作り変えなければならない
6.「セルフ・イメージ」の第二原則 あなたは今の「セルフ・イメージ」を、自分の望む「セルフ・イメージ」と取り換えることができる。そしてそれにより、自分の行動や成績を永久的に変えてしまうことができる。
7.バランスの原則 「意識」と「下意識」と「セルフ・イメージ」のバランスがとれてうまく協調していれば、実行することも成果を上げることもやさしい
8.補強の原則 起こることについて考えたり話したり書いたりすればするほど、そのことが起こる確率は大きくなる
9.水準の原則 まわりの水準によって自分の水準が上下する
10.価値の原則 物事のありがたみは支払った価値に比例する

・「訓練」は週4日~5日がベストバランス

...
「下意識」っていうのは、訓練によって身につく「技術」などのこと。体が覚えていて、自動的に動くことができる。最初は「意識」的に訓練をしていって、訓練により「下意識」が形成されていくことによって本当の実力が身につく。

本書は、元トップアスリートが書いていることもあって、スポーツ選手のメンタルトレーニングにとても有効だと思える内容だった。

マイナス・イメージを努めて排除し、「自分は勝って当然」という意識を持って試合に臨むこと。
「なぜ負けたか」より「どうして勝てたか」に着目する考え方。

本番に弱いタイプの自分にも、大事な考え方(××

それから面白かったのは、「意識」の第二原則 =「コミュニケーションの基本原則」。

「一般にコミュニケーションにおいて、何をいうかが一番大切な問題と考えられています。しかし、本当に重要なのは言葉そのものではなくそれを聞いた相手が、心に何を思い描くかということです。」(P36)

つまり、(野球試合での掛け声)「何をやってもいいから三振だけはするな」ではなく、「さあ、かっ飛ばすんだ!」と言ってくれということ、っていうこと。

「何をやってもいいから三振だけはするな」だと、頭に浮かぶ絵は「三振」。それが意識に残り、そのとおり行動してしまう。

「きみがブスだと言っているんじゃない」って言われたら、頭に浮かぶ絵は「ブス」。

この「絵」が浮かぶっていうのは、最近意識しなくちゃ。。と思うこと。

人の話がおぼえられないのも、また人に話をするのが下手なのも、自分自身この絵を描くこと、描かせることが下手だからだな。。と感じている。

イメージをもって話を聞くこと、話すこと。

このイメージ力って、本で言えば小説のようなものを読むことでつくような気がする。

。。。
結果を出している人には理由がある。

本書は、特に、このほか「訓練」や「目標設定」の具体的かつシンプルな方法が示されていて、とてもためになる1冊。

っていうか、ためになってるだけじゃだめで、この本の中でも言っていること、即実践。
勝つことがあたりまえ精神でいこう。(^^  +、訓練!!

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