ピックアップ
・自転車旅行は、はじめから終わりまでが連続した一体の流れとして形成される
・中年を過ぎ、事物に対する知識が人並みにあると思っていたが、道を現実に走ってみると、目にしたものの殆どの名称がわからない
→目に触れる事物の名称を覚えることをはじめる 植物・野鳥・仏像図鑑、地図、歴史年表・・
・道と道の周辺の事物を知っているといないとでは楽しみに雲泥の差が出る
・旅するとは、ものを新鮮に見る眼を持つこと
・「シルクロードを全速力―女ひとりの自転車旅行 (1979年) (現代教養文庫)」
・地図と目の当たりにする現場を見比べることは「旅する力」を開発する絶好の機会
・一般のサイクリストが登ることのできる傾斜の限界は約20%
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1985年発行の本。
「事物の名称を覚える」「道とその周辺の歴史を知る」
すこしでも積み重ねる。
20年前の本だけど、書いてあることは自転車の楽しみ方として普遍のものに思いました。とても好きなタイプの本。
独身時代から貯めていた500円玉貯金で買った自分の自転車は、またひとつ新しい世界のようなものを広げてくれた気がして、間違いのないお金の使い方だったなと思います。
せっかく大きなお金を使うのならば、自分の人生の一部になるようなものが欲しい。
ともかくも自転車の楽しみを広げるのに素敵な本でした。図書館の本なので、手元におけないのが残念。
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