宇野千代さんの短編集+随筆集。
ピックアップ
・自分の考えがぴったり信じられることで、不思議と仕事が日々面白くなり、上手になり、幸せになる、、結果、自分の周りが良いものだけに囲まれるようになって、楽しいことばかりになる
・「さあっと風が吹いたみたいに、私の気持は変った。」
・・・
この、「さあっと風が吹いたみたいに、私の気持は変った。」っていう一文が、一番印象的でした。とても気持のいい、すがすがしい気分になります。
つらいつらいなんて思っている時間はもったいないので、そんなときは「さあっと」気持を切り替えられるようになれたらいいなと思います。
常に前向きな宇野千代さんの明るさや可愛さの伝わってくる素敵な1冊でした。短編集も、その文体だけでも楽しめてしまいます。。(柔らかい、ちょっと古い日本語の美しさ)
それから、宇野千代さんは一生、お化粧をしない素顔を他人に見せない人だったとの事。
「牡丹刷毛」等の独特のお化粧道具で、いつも綺麗に上手に化粧をする。
解説の三宅菊子さんの考え:「宇野さんは、お化粧で、つまり自分の意思と技で、自分がこうありたいと思う顔になって、そこから自信や闘志を湧き立たせて生きた人なのではないか。・・・(中略)・・・自らの手で・・・(中略)・・・完成させた「顔」が「自分」で、生き方も日常生活の習慣も、お化粧と同じに自らの意思でいちばん気に入る形を創り出す。」
そうかぁ。。。と思いました。無意識にでも、そういう心持だったのだとしたら、これもすごくポジティブで向上するにはシンプルな気持の持ちよう。目標を設定してそこに向かう、またそうなるように振舞う。
ますます、魅力的な女性だな、、と思いました(^^
女性には特にお勧めの作家さんだと思います。元気をもらえる1冊でした♪
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