「ローマはなぜ滅んだか」弓削達

「ローマ人の物語」を読んでいるので、他のローマの歴史本もみたいと思って読んでみた。

ピックアップ

・航空考古学  航空写真を撮ることで、古ローマ道が浮かび上がる イギリス人クロフォード考案

ローマについての学術的?記載部分は正直すっと入ってこず、結構読み飛ばしてしまった。恥ずかしいけれど、やはりこういう本には「わかりやすさ」がないと、自分のようなものにはピンとこない(><;
 
「なぜ滅んだか」については、ゲルマン人を代表する「蛮族」を「蛮族」としてしか扱うことができず、排除・迫害に走ったこと。差別否定の教義をもつキリスト教も、ローマ人は特別扱いで、あっさり蛮族否定していたということ。あとは漠然として入ってこなかった・・・(ーー;

ただ、ローマの富裕層の豪奢な生活の部分は面白かったです。

希少価値のあるものを大金はたいて食べる。(鯔(ぼら)、雲丹(うに)、牡蠣、孔雀など)それも、大量に限界まで食べて、もっと食べるために鳥の羽でのどを刺激して、吐いて、また食べる。

当時の身分の高いものの、「最も安楽で威厳のある食べ方」は、「臥台」という台に横たわってクッションを肘枕にしてもたれ、前におかれた食卓から指でつまんで食べる、、とのこと。

この「最も安楽で威厳のある食べ方」は現代人でもやってる人はいそう ^^; ただのものぐささんだけど。

にしてもだらけすぎにもほどがある。

しかも、当時のマナーはかなり現在とは違っていて、ゲップやオナラも許容範囲。そして吐くのも当然。最悪です。

また、戦争(侵略)に際しての残虐さ。殺戮・強姦・破壊。。。
人間、特に男性の本質は戦時になったら簡単に開放されそうな気がする。怖い。

現代に生まれてよかった。。

といったものの、この平和ももう60年。歴史を見てみると、かならず定期的に戦争が発生している、、自分の人生のうちに、戦争を体験しないですむのだろうか。。不安です(>< いい加減歴史から学んで、戦争反対!!! なんか変な方向に行ってしまった。。ともかくも、ローマの闇の部分を見せてくれる本だったと思います。ほかにもローマ本に出会ったら読んでみよう!

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