お借りした1冊。たしかに泣けた。(@@;
イタリアで事業の成功と自己実現を同時に満たしている人々(15名)のエピソード集。
ピックアップ
・現在(2004年)イタリア企業人の間に流れるスピリット :人間性回帰
・「仕事をきちんと成し遂げて、お客を満足させるためにベストを尽くし、正直に振舞う」:ヴェネツィア水上タクシー運転手フランチェスコ・グレーコ
・出会ったスターのうち、オーラが別格 女優リズ(エリザベス)・テイラー
・自転車界のフェラーリ コルナーゴ 創始者エルネスト・コルナーゴ
・1日40キロは自転車に乗る
・フェラーリ社と共同開発 世界初のカーボン製自転車「まるで空を飛ぶように走る」
・ベッドのサイドテーブルにメモ帳を置き、就寝前や起床時に思いついたアイデアを書き留める
・ビール界のフェラーリ メナブレア社のビール<Birra d’Oro Italiana>
(2004年当時販売店 ミラノ A tutta birra ローマ Palombi)
・世界一美しいカシミヤ製品メーカー クチネッリ ウンブリア州ソロメーオ村 創始者ブルネッロ・クチネッリ
・会社経営の第一目的は人間としての尊厳を保つこと
・会社の利益は社員給与およびソロメーオ村の施設に還元
・製品管理には厳格
・「どんな人でも優しく善良な気持ちになれば、必ず何かしら役立つものを提供する」
・「Lucrezia Floriani ルクレツィア・フロリアーニ」ジョルジュ・サンド
・万年財政赤字、失策続きの税制、若年失業者、、、そんなイタリアに<奇跡>がおこるのは、外部には見えない無数の強固な屋台骨(零細企業群)があるから
・イタリア人「守るべきものは領土ではなく、そこで生きる自分たちの暮らしの質だ」
・・・
今の日本や、日本にかぎらず世界でも『きれいごと』と言われること、を貫いて成功している人がイタリアに沢山いることに驚いた。
成功者の影に、同じように行動したにもかかわらず挫折・失敗した人も大勢いる・・ってことを込みにしても、このような成功した人々の「生きる姿勢」っていうのは共通している=重要であるってことも感じました。。
積極性、前向きであること、重要なことに集中すること、守るべきものは守ること、、その他もろもろ。
ただしここに、「重要である」っていうことを見極める目と、それを貫いていくための技術や能力の高さがやはり絶対条件だなとも思いました。。自分の才能ののびしろが無限大となれる分野をみつけて、集中すること。
そこにその「生きる姿勢」が加わることで、目標に向かう足取りがしっかりして・速度も増し、助ける者も出てくる。
このコラボが実現できる人は、やはり現実問題一握り・・という現実はあります。。
でも、学ばなくては。
自分の特性もつかめずに、労力や興味を分散させていることは、こういう人たちと対極にあるなと思います。。。自分だけど。
はっきりしない行動ははっきりしない道につながっていく。。いくら自己啓発本を読んでも、進むべき道に向かって進んでいなければただ気持ちだけはりきって闇雲に進むだけ。
少なくとも、こういう人々と自分とのギャップというのをとんでもなく感じたってことでも進歩・・・と自分をなぐさめて、やっていこう。 ^^;
それにしても、一人一人のエピソードがとても魅力的に書かれていて、心の温かくなる本でした ^^ おすすめです♪
ありがとうございました!
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