「福翁自伝」福澤諭吉

福翁自伝
福澤 諭吉
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かなり飄々とした人柄が伝わってくる、福澤諭吉の自伝。

ピックアップ 省略

とくに印象的だったのが、若いころの諭吉その他の人たちの学ぶ姿勢だった。

蘭学や英語も、新しい文化を取り入れるための勉強だから、一緒に科学その他も勉強してしまう。
蘭書で読んだ事柄を実験してみたり、そこに書かれているものをそのとおり作ってみたり。
(硫酸とかアンモニアとかそんなものもいろいろなものを駆使して作ってしまう)

こんな知的好奇心にも直結した勉強って面白い。今自分のイタリア語は小説を読むくらいしかいってないけど、こうして即実践につながる勉強だったらもっと加速度的にはかどってしかもすごい面白いんだろう。

それから諭吉の人柄。

飄々としていて、世の中に構わない。がつがつしない。
このゆったりした姿勢が、かえって世の中を冷静に見る目を養ったのかもしれない。

子供の養育方針も、体がきちんとできてから→勉強 っていう体重視の考え方なのも共感できた。
体と心はつながっている。

また機会をもって、ほかの本も読んでみよう。
面白かった。

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