「「雑巾がけ」から始まる 禅が教えるほんものの生活力」有馬 賴底

昨年よりはまっている「拭き掃除」から派生した、禅への興味で読んでみた一冊。

ピックアップ
・乾拭き…ほとんど水気がないくらいによく絞った雑巾

・「ながら」はどっちもやっていないに等しい。「目の前のいま」に集中することが胆力を鍛える

・雲水(修行僧)の衣服は、木綿の白い着物+旦寮衣(たんりょうえ)を夏・冬それぞれ2~3枚と作務衣のみ

・必要最低限はもっている安心感、必要以上にもっていない清涼感

・「単」…禅堂で雲水ひとりに与えられる一畳分のスペース
・「単箱」…日用品を収納する小さな押入れ。布団、持鉢、教本等収納
すべての収納場所は決まっている


結局ミニマリスト本に書いてあることとつながるのだけど。

物を絞っていったときに得られる心地よさって何だろう。
我が家も、先日キッチンを改善して、表に出ているものを減らしてみた。

 

フライパン類は置き場所がなく、取り敢えずぶら下げ。

 

調味料類も鍋蓋も…場所を定めてシンク下、引き出しへ。

こうしてすべて収納してみたら、手に取るのにワンステップ増えているはずなのに、
なぜかすごく使いやすくて快適。場所が決まっていることの気持ちよさ。

雲水の修行生活にはまったく及びもつかないけれど、
シンプル化したいという思いは、雲水の目指している思いと似ているのかもしれない。

物事の本質に近づいていけるような。結果合理的に研ぎ澄まされていくような。

まったく道のりは長いけれど、少しずつ研ぎ澄ましていきたい。

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