「未必の故意」安部公房

ドナルド・キーンさんの解説を楽しみにしてたはずなのに、うっかり解説なしのものを読んでしまった。。(××

ピックアップ省略。

ドロドロとした、日本のムラ意識的な、ともかく気分の悪くなる空気が描かれていました。

冒頭の集団殺人の光景は、比べては申し訳ないのかもしれないけれど、ホラーゲーム「siren2」そのもの。多分ゲームの方はこの作品からインスパイアされた部分があるのでは??

「島」や「ムラ」の閉鎖的環境に流れる空気→なんだかみんなが口裏あわせをしているような絡みつくような空気感、、このいやーな感覚はなんなんだろう。。それでいて、自分もそういう環境にあったらその中に容易にまぎれてしまいそうな。。やっぱ日本人??

独特の空気をもった作品でした。自分の理解力だと解説はできないけれど、いやな空気感についてはしっかり感じました(^^;

安部公房さんの作品は、いずれまた別のを読んでみよう。

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