10/21、東京九段下のイタリア文化会館にて行われた、以下上映会に行ってきました!
『テッラ・マードレ‐母なる大地』 東京国際映画祭提携企画
(監督:エルマンノ・オルミ/2009年/イタリア語版/日本語字幕付/上映時間:78分)
・人間と自然の共生と調和を描いたドキュメンタリー映画。
19:00からということでしたが、前の講演会が長引き、30分くらい遅れての上映となりました。
感想。
スローフード協会創設者・会長のカルロ・ペトリーニ氏原案のドキュメンタリー映画。
まず冒頭は世界生産者会議「テッラ・マードレ」の様子(大盛況!!)、インド・アフリカ・・世界の生産者の様子等。
スバルバル諸島スピッツベルゲン島(ノルウェー)に設置された「種子バンク」についての映像・開設の様子なども紹介されました。(ニュース記事:現代の「ノアの箱舟」無事出航、北極の永久凍土層に種子バンク開設(AFP BB NEWS))
それから後半は、ひたすら地を耕し、種をまき、収穫し、、そんな暮らしの、ほとんどセリフもなしの映像。
土を耕す音。雨の降る様子。種をまく工程。茂った農作物。すごく単調な構成なのに、不思議とまったく飽きない、、、感動しました。
ちょうど悲しい気分でいたので、悲しい気持ちでこのドキュメンタリーを見ていたのですが、この映像を見ているうちに、なんだか自分の悲しさというのが複雑さの象徴のように思えました。。
自然と共生する暮らし。自然と共生しようと寄り添っていくうちに、複雑で無駄なものは知らないうちにそぎ落とされていってしまうような。。。何もかも、自分自身も含めて、全てがただそこにあるというような。。。
とっても憧れました。
自分自身も心のなかから複雑さを全て追いやって、純粋に生きてみたい。。と感じました。しかし悲しいことに、感じても、なかなかそうはできないけれど、、
また、ラストの歌で、都会に暮らす人たちを揶揄する表現がちょっと面白かったです。
「ノイローゼはファッションさ」「この流行に乗り遅れるな!」「青白い顔をして・・」など。そのとおりです。(^^;
冒頭の会議の熱気ある様子、生産者達の暮らし、最後の自分自身で糧を作りながらの生き方、そんなものを見ていて、最後に一番感じたことは、「自分ってなんにもやってない・・・」ってことでした。
なんにも作っていないし、「自然との共生」なんてものについても、重要性を感じながら、なにもしてない。
自分自身にすごく無力感を感じました。
自分の仕事に誇りを持って、目的意識をもって働いている世界中の人がうらやましく感じました。
自分自身のことで手一杯、この現状からもうすこし成長したい、、
また真面目すぎ(××; まずまず、日々頑張って、ゆっくり成長しよう。。
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