なんかわかんないけど「ぼんやり犬」っていうのが気になって読んでみた。
ピックアップ
・動物の目 ・・・1点に焦点をあわせず、全体をぼんやり眺める 凝視=攻撃の始まり
・『人イヌにあう (至誠堂選書 1)』 K・ローレンツ
・『ソロモンの指輪』 K・ローレンツ
・『犬たちの隠された生活』E・トーマス
・生き物の種名を記憶することで世界との距離が縮まる?「あれ」「これ」じゃなく
・「ぼんやり犬コンテスト」 :芸のないただぼやっとしているだけの犬が集まって、そのぼんやり度を競う。
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この著者は大の犬好きなだけでなく、かなりの読書家らしく、犬に関しての本も膨大な量を読んでいてそんなに犬に関する本があるのかぁ。。と感心しました。。。
それはともかく、この本で個人的に一番面白かったのは、著者の猫に対しての記述。
例:
(別の著作からの引用)「やつらは一体、身の程知らずにお高くとまった反社会的な毛玉以外の何だというのか?」
「・・・それにしても許せないのは猫どもである。・・・あの小さな野獣たちはわがもの顔で室内を歩き回り、庭で寒さに震える犬たちに冷笑的な一瞥を向けてからおもむろに散歩に出かけてしまうのである。
高慢不遜な猫どもを窓から放り出して・・・」
なんでそこまで敵対視する???
「ぼんやり犬コンテスト」、まだやってるならぜひ見に行きたいとおもったけれど、2002年当時の情報で、今検索してもヒットしませんでした・・・残念。
ともかく、表紙のかわいさからはちょっと違う印象の、著者のはっきりした主張の詰まった本でした!
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