今日は、ゲゲゲの女房トークイベント、「いつもそばにいてくれた~ゲゲゲの女房・武良布枝さんの証言映像上映と関連トークイベント~」 に行ってきました。
といっても、このドラマの主人公、武良布枝さんや水木しげるさんご本人がみえるというわけではなく、関係者の方たちのトークイベントです。
武良布枝さんの甥っ子さんや姪っ子さん、「ゲゲゲの女房」出版に携わった編集の方、またこのイベントの企画者である戦傷病者史料館「しょうけい館」の方という構成で、正直、どうなんだろう。。。楽しいイベントになるんだろうか。。。と不安でした。
しかしながら!!
参加してみたら、パネリストの方々の話のうまさ・・・これで「素人」?なのかと驚くくらい、引き込まれる話満載でした。
あまり詳細にメモをとらなかったので、少しだけ覚書。
・水木しげるさんについて
集中力が恐ろしく高い
ものすごい努力家
総員玉砕せよ! (講談社文庫)
水木 しげる
・・・この作品にかけた情熱は凄まじかった。本人も、今描けといわれても描けないと言っている。筆圧も他の作品とは全く異なっている。本人いわく、(死んでいった戦友に)「書かされた」という特別な作品。
・武良布枝さんについて
「おんもらと」な人
「欲しがる」ということがない
・入り口が不幸なら、不幸になるというわけではない。40~50年かけて、夫婦になっていく。
・二人は「明るかった」。逆に、なぜ現代の私たちは「暗い」のか。
・・・ぜんぜんイベントの内容を紹介しきれてないこのメモ(××
とりあえず、明るくいかなくては!!と再認識させられました。
忘れてはいけないのは、そのベースには(一家を支える水木しげるさんには)ものすごい努力があったということ。
ただ能天気に日々をおくればいいというのではなく、自分自身が正しいと思うことに打ち込んでいるっていう自信があってこその明るさなんだと思います。
この大不況の今だからこそ、暗さに埋没せず明るく生きるためのヒントをたくさん与えてくれるような素晴らしいイベントでした。伝えきれないのがひどく残念。
ところで、武良夫婦は今でも毎日一緒にお風呂に入っているらしい。これは昔からで、喧嘩しても、一言も口をきかずにそれでも一緒に入るらしい。なんかほほえましい。
また、カメラがまわっているときも仲良しだけど、カメラがまわってないと、気恥ずかしくなるくらいさらに仲良しらしい。
70代と80代の夫婦の姿。このかわいらしさこそ、明るさのもたらす幸せなのかもしれない。
ゲゲゲの女房
武良布枝
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