イタリア人作家の作品ということで、読んでみた一冊。2009年7月に出たばっかりです。
=イタリア最高峰ストレーガ賞受賞作。若き物理学者が贈る、至高の恋愛小説。=
ピックアップ省略。
うーーーん、、、、片足が不自由かつ拒食症の女性アリーチェと、強いトラウマをかかえ、自傷癖がありながら、数学に優れた才能をもつ男性マッティアとの恋物語。
恋物語、といってもこの主人公等のプロフィールから見ても明らかなように、ちょっと特殊な人間関係という感じです。でも、惹かれあい、交流する。
ラストは、なにかが完結するというものではなく、なにかを掴みかけた・・・という感じの終わり方なのですが、、ここで深く感じることのできなかった自分に鬱(_ _;
ただ、うまくいかない関係や、人間の感情の醜い面、もろい面、それから孤独な気持ち、その孤独を共有できる相手との間に生じる不思議な感情、、そういったものを感じることができました。
アリーチェの目から見たマッティア、マッティアの目からみたアリーチェ、っていうのも豊かに表現されていて、他人の目を借りているようで、面白く感じました。
うーーーーん、、、、しかし、ここで感じるのは自分自身の感性の欠如。
もっと感動できるはずでは?(強制ではないけど ^^;)
共感を感じることが少なかったせいか、世で言われるほどには自分にとって得るものは少なく、原書を読みたいというモチベーションに繋がりませんでした。
ちょっと悲しい現実。ひとの心もわからない自分のような気がしてきました。。。
しかし、、、めげないで、また、良いといわれる小説がでたら読んでみたい。
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