読書記録

書評

「輝きの季節 ターシャ・テューダーと子どもたちの一年」ターシャ・テューダー

輝きの季節―ターシャ・テューダーと子どもたちの一年Tasha Tudor 食野 雅子 ミュシャの影響で、すっかりページ飾りのついた絵本が好きになってしまった。アメリカ北東部ニューイングランドの自然があふれた、すごくきれいな1冊。コーギー(犬...
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「ドグラ・マグラ 下」夢野 久作

ドグラ・マグラ (下) (角川文庫)夢野 久作「ドグラ・マグラ 上」の自分の感想で、「至極まともに感じた」と書いたけれども、それはこの作品の断片のみの感想と実感。。全部読んでみて、ぐるぐるとした小説全体の仕組み、カオスとグロとサイコ?とホラ...
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「言いまつがい」糸井 重里

言いまつがい (新潮文庫)糸井 重里本書の最初の注意にあるとおり、電車内や公共の場所では読まないほうがいいです。私は自宅で涙をながして笑うネタがありました。(ゲラ^^;)おすすめです。追記旦那さんのいいまつがい「銭洗弁天(ぜにあらいべんてん...
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「Le avventure di PINOCCHIO」リトル・モア社

<AMAZON登録なし>こちらも図書館でみつけました。イタリア語の絵本があるなんてびっくりだった。ストーリーが抜粋されていて、アート的に仕上げてある1冊。途中に、詩みたいに盛り込まれたピノキオの独白(原作にはない)がいい味をだしています。ま...
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「MUCHA アルフォンス・ミュシャ 波乱の生涯と芸術」編 ミュシャ・リミテッド

先日見たアルフォンス・ミュシャ展(ブログ記事 )で俄然大好きになったミュシャの本。図書館に行ってみたら沢山画集があって大満足!アルフォンス・ミュシャ波乱の生涯と芸術ミュシャリミテッド 島田 紀夫この本は、ミュシャの作品を時代だけでなく絵画、...
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「塩一トンの読書」須賀敦子

以前行ってきたイベント、日本語で読むイタリア(九段下イタリア文化会館)(ブログ記事)で知りずっと読みたかった本。塩一トンの読書須賀 敦子ピックアップ・「アルブキウス」パスカル・キニャール 青土社・「海底二万海里」ジュール・ベルヌ 福音館書店...
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「勉学術」白取春彦

前からチェックしていた1冊。勉学術白取 春彦ピックアップ・独学の最終目的 :これまでになかった見解や推論を生み出す・「いつから始まったのか」という疑問を持つ 疑問にして思わないと、その背後の大河のような知識が見えてこない・難しい本≒内容が、...
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「オーブリー・ビアズリー 世紀末、異端の画家」編・著 河村錠一郎 文 島田紀夫

世紀末芸術関連で、教えていただいたので調べてみた。オーブリー・ビアズリー―世紀末、異端の画家 (小さな美術館)河村 錠一郎感想卑猥と聞いていたけど嫌いじゃない。というか、この「世紀末芸術」のジャンル?がかなりツボだということが分かってきた。...
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「おてんばルル -La vilaine Lulu-」イブ・サンローラン  訳:東野純子

イブ・サンローランの「おてんばルル」の存在は、手持ちの「チープシック」という本に、イブ・サンローランのインタビューとともに載っていて知っていました。チープ・シック ― お金をかけないでシックに着こなす法 草思社それが、ちゃんと1冊の絵本とし...
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「文章読本」谷崎潤一郎

とっても面白かった、日本語の論理 (中公文庫) で紹介されていた本書を読んでみた。ピックアップ・言語は万能ではない、時には有害・口で話す:その場で感動させるように話す  文章:できるだけ感銘が長く記憶されるように書く・人に「分らせる」ように...